そんな方のために今回はNFTの販売方法を解説します。
✔️NFTの販売方法
2021年に爆発的に成長したNFT市場。2022年に入りその勢いは少し落ちてはいるものの、長期的に見るとまだまだ市場規模は成長していくと予想されています。
世界的な市場調査会社であるマーケッツアンドマーケッツ社の市場調査レポートによると、NFT市場は2022年の30億5,600万米ドル(約4,196億円)から2027年までには136億7,900万米ドル(約1兆8,782億円)の約4.4倍の規模に成長すると見込まれています。
日本でもNFTという言葉が浸透してきており、特にNFTアートやNFTゲームなどに興味を持つ人が増えてきました。
特にアーティストやフォトグラファーなどの自分で作品を持っている方たちの間で「自分の作品をNFTで販売してみたい」という声を最近よく聞くようになりました。
NFTの以下の特性上、アートや写真などのオリジナルの作品との相性はとても良いです。
✔️作品に唯一無二の価値を証明できる。
✔️複製ができない(オリジナルだと証明できる)
ただ、興味はあっても始め方がわからないという方もまだまだ多いです。
そこで今回は、NFTの販売方法を解説していきます。
販売する前にまずは自分でNFTを買ってみたいという方は以下の記事を参考にNFTを購入してみてください!
Contents
NFTの販売方法
それでは早速、NFTの販売方法を解説していきます。
NFTを販売する手順は以下の通りです。
- 販売するNFT作品を用意する
- 仮想通貨取引所(コインチェックorビットフライヤー)の口座を開設する
- 口座開設した取引所でイーサリアム(ETH)を購入する
- ウォレット(メタマスク)を作成してイーサリアムを送金する
- OpenSeaとウォレットを紐付ける
- OpenSeaでNFT作品を出品する
販売するNFT作品を用意する
まずは販売するNFT作品を用意しましょう。
そう思う方もいると思うのですが、
結論、デジタルデータであればなんでもNFT作品として販売することができます。
※持っているデジタルデータをOpenSeaなどのNFTを売買するプラットフォーム上で出品することで自動的にNFT作品となるので、特殊な技術などは全く必要ありません。
NFTとして販売できるものには以下のようなものがあります。
- アート
- ドメイン名
- 音楽
- 写真
- トレーディングカード
- バーチャル世界の土地
仮想通貨取引所の口座を開設する
NFTの作品が準備できたら、次に仮想通貨取引所の口座を開設しましょう。
今回紹介するOpenSeaというNFTのマーケットプレイスではNFTを出品する際にガス代と呼ばれる手数料のようなものを仮想通貨で支払わなければいけないため、まず第1ステップとして仮想通貨を購入する必要があるためです。
口座開設する仮想通貨取引所はコインチェックかビットフライヤーがおすすめです。
- コインチェック
→アプリダウンロード数国内No1で初心者でも使いやすい - ビットフライヤー
→小額(最低1円)から仮想通貨が購入可能でセキュリティが強固
以下にそれぞれの口座開設手順を解説している記事を貼っておきますのでぜひ参考にしてみてください!
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仮想通貨取引所でイーサリアム(ETH)を購入する
仮想通貨取引所の口座が開設できたらNFTを出品するために必要なガス代を購入します。
現在のNFTの取引のほとんどはイーサリアム(ETH)という仮想通貨で取引されているため、イーサリアムを購入します。
今回紹介するOpenSeaももちろんイーサリアムでの取引が可能です。
仮想通貨取引所でイーサリアムを購入する方法は以下の記事で解説しているので参考にしてみてください!
※記事内ではビットフライヤーで解説していますがコインチェックもほぼ同様の手順になるのでご参考いただけるかと思います。
ウォレット(メタマスク)を作成してイーサリアムを送金する
取引所でイーサリアムが購入できたら、次に仮想通貨のウォレット(メタマスク)を作成して、イーサリアムを送金する必要があります。
「ウォレット」は仮想通貨を保管したり、外部と取引するためのウェブ上の財布のようなものです。一方でコインチェックやビットフライヤーなどの仮想通貨取引所は銀行口座のようなもので通貨を両替したり、財布(ウォレット)に引き出すためのものとイメージすればいいと思います。
メタマスクの作成方法と送金方法については以下の記事で解説していますので参考にしてみてください!
OpenSeaとウォレットを紐づける
メタマスクにイーサリアムが送金できたら、最後にOpenSeaとメタマスクを紐づける必要があります。
OpenSea(オープンシー)は世界最大規模のNFTマーケットプレイスです。
NFTの作成・出品・購入ができるプラットフォームのことで「NFT版のメルカリ」みたいな感じで覚えればいいかと思います。
あらゆるNFTの作品が日々取引されており、最新のNFTトレンドもここをみておけばまず間違いないです。
ウォレットさえあれば誰でも簡単にNFTの出品・購入ができるので、初心者の方にもおすすめのプラットフォームです。
OpenSeaとウォレットの紐付けに関しては以下の記事で解説しているので参考にしてみてください!(※所要時間最短5分!)
OpenSeaでNFT作品を出品する
それではNFTを出品してみましょう。
OpenSeaでNFTを出品する手順は以下の通りです。
- NFTコレクションを作成する
- NFT作品をミント(発行)する
- NFT作品を出品する
と思う方いるかもしれませんが難しいことではないので安心してください。笑
NFTコレクションを作成する
作品を出品するにあたり、まずコレクションを作成する必要があります。
コレクションとは出品するアイテムを保管する箱のようなものです。
簡単に言うと作品のシリーズやブランド名と思っていただいて大丈夫です。
まずOpenSeaにログインして「My Collections」を選択します。
「Create Collection」を選択します。
以下のコレクションの情報を入力します。
Logo image(重要) | ロゴ画像 |
Featured image | コレクションが紹介される際に表示される |
Banner image | コレクションページのヘッダー画像 |
Name(重要) | コレクション名 |
URL(重要) | コレクションページのURL |
Description | コレクションの説明・概要 |
Category | コレクションのカテゴリ |
Links | SNS等外部リンク先の設定 |
Creator fees(重要) | 二次流通の際のロイヤリティ%の設定 |
Blockchain(重要) | 利用するブロックチェーンを選択 |
Payment tokens | 販売する通貨を選択 |
Display theme | コレクションの表示デザイン |
Explicit & sensitive content | センシティブ(成人向け)に該当するか |
全て入力したら「Create」を押してコレクションの作成は完了です。
NFT作品をミント(発行)する
続いて作品をミントします。
ミントとはNFTを発行することです。
スマートコントラクトと呼ばれる仕組みを使ってブロックチェーン上にデジタルデータを書き込むことで、唯一無二のNFT作品として発行されます。
OpenSeaのトップページから「Create」を選択します。
NFT作品の詳細を設定していきます。
設定項目は以下の通りです。
Name | NFTの作品名 |
External link | NFT作品のリンク名 |
Description | NFT作品の概要・説明 |
Collection | 該当するコレクションを選択 |
Properties | NFTの属性・性質 |
Levels | レア度の設定 |
Stats | 作品の系統 |
Unlockable Content | 所有者のみが閲覧できるコンテンツ |
Explicit & Sensitive Content | センシティブな内容を含む場合はオンにする |
Supply | 供給数 |
Blockchain | MFTをミントするブロックチェーンを選択 |
上記を設定したら「Create」を押して、ミントは完了です。
NFT作品を出品する
最後に、先ほどミントした作品の出品を完了させましょう。
OpenSeaのトップページから「My Collection」を選択します。
作成したコレクションを選択します。
先ほどミントした作品を選択します。
右上の「Sell」を選択します。
出品方法には以下の2通りの方法があります。
- Fixed price(固定価格販売)→※おすすめ
- Timed Auction(オークション販売)
①イングリッシュオークション(価格上昇型)
②ダッチオークション(価格下降型)
※公式のブログで「オークション型は安すぎる価格のオファーが来ることが多いため、出品者が不満を持っている」と言う報告もあるため、基本的にはFixed price(固定価格販売)がおすすめとされています。
固定価格販売
固定価格販売では、以下の項目の設定をします。
Set a price | 出品価格と販売トークンの種類の設定 |
Set durationSet duration | 販売期間 |
Sell as a bundle | 他アイテムとまとめ売りをする場合に設定 |
Reserve for specific buyer | 購入者を指定する |
イングリッシュオークション
イングリッシュオークションは、価格が上昇していくオークション方式です。
最初の価格を設定して、最も高いオファーをした購入希望者に販売します。
イングリッシュオークション形式で販売する場合は以下の項目を設定をします。
Set a price | 出品価格の設定(最低出品価格) |
Set duration | オークション期間 |
Include reserve price | リザーブ価格(出品者にしか見えない最低出品価格) |
ダッチオークション
ダッチオークションは、価格が下降していくオークション方式です。
購入が行われるまで、出品者が価格を最低価格に達するまで段々と下げていきます。
ダッチオークション形式で販売する場合は以下の項目を設定します。
Starting price | オークション開始価格の設定 |
Ending price | オークション最低価格の設定 |
Set duration | オークション期間 |
出品方法とそれぞれの設定項目が完了したら、最後に「Complete lisiting」を選択します。
署名が要求されるので「署名」を選択します。
こちらの画面が表示されれば、出品は完了です。
お疲れ様でした!
まとめ
今回はOpenSeaでNFTを販売する方法を解説しました。
簡単に手順をおさらいしましょう。
- 販売するNFT作品を用意する
- 仮想通貨取引所(コインチェックorビットフライヤー)の口座を開設する
- 口座開設した取引所でイーサリアム(ETH)を購入する
- ウォレット(メタマスク)を作成してイーサリアムを送金する
- OpenSeaとウォレットを紐付ける
- OpenSeaでNFT作品を出品する
NFT販売に興味のある方はぜひ参考にしてみてください!
まずは仮想通貨取引所で口座を開設してNFTへの第一歩を踏み出しましょう!
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